一少年の夏休み

制作者: あさり 短文
小説設定: | 連続投稿: | 投稿権限: 全員

概要

第3話 神社にて
あさり
2025年11月17日 13:42
僕は麦わら帽子をかぶって、サンダルで縁側から飛び降りた。 「あまり遠くに行くなよー」 お父さんの声が背中越しに聞こえたけど、僕は「はーい」と適当に返事して、田んぼのあぜ道をまっすぐ進んだ。

暑い。セミの声がシャワーみたいだ。 田んぼと、雑木林。それしかない。

しばらく行くと、本当に小さな神社があった。 鳥居は赤色がはげてるし、石段にはコケがびっしり。

(うわ、なんか出そう……)

でも、ここまで来ちゃったし。僕は石段を数えながら登った。 境内の奥には、古びたお社がポツンとあるだけ。 シーンとしてて、さっきまでのセミの声が嘘みたいだ。

「……だれか、いんの?」

思わず声が出た。 そしたら、お社の影から、ガサッて音がした。
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