一少年の夏休み
制作者:
あさり
短文
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
概要
小学5年生アキトがおばあちゃんのいる田舎にやって来た一夏の体験談。
ノスタルジックな気分になれるお話になれたらなーと思います。
登場人物
アキト:小学5年生。父に連れられて東京から田舎のおばあちゃんのところにやってきた。
どれくらいの間、縁側でぼんやりしていただろうか。「ほら、麦茶。冷たいうちに飲みんさい」 優しい声と一緒に、お盆に乗ったグラスが目の前に差し出された。おばあちゃんだ。
グラスには氷がこれでもかと入っていて、その表面にはびっしりと水滴がついていた。
(そういえば、ここに来たのは初めてじゃなかったな)
小学2年の頃にも来たことがあるらしい。でも、おばあちゃんの顔も、この家の匂いも、ぼんやりとしか思い出せない。
受け取ったグラスは、驚くほど冷たかった。 一口飲むと、香ばしい味が口に広がる。 「……ん。うまい」 思わず声が出た。さっきまで鳴りやまない蝉にイライラしていたのが、少しだけマシになった気がした。
グラスには氷がこれでもかと入っていて、その表面にはびっしりと水滴がついていた。
(そういえば、ここに来たのは初めてじゃなかったな)
小学2年の頃にも来たことがあるらしい。でも、おばあちゃんの顔も、この家の匂いも、ぼんやりとしか思い出せない。
受け取ったグラスは、驚くほど冷たかった。 一口飲むと、香ばしい味が口に広がる。 「……ん。うまい」 思わず声が出た。さっきまで鳴りやまない蝉にイライラしていたのが、少しだけマシになった気がした。
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