一少年の夏休み

制作者: あさり 短文
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概要

第2話 麦茶とおばあちゃん
あさり
2025年11月14日 16:19
どれくらいの間、縁側でぼんやりしていただろうか。「ほら、麦茶。冷たいうちに飲みんさい」 優しい声と一緒に、お盆に乗ったグラスが目の前に差し出された。おばあちゃんだ。

グラスには氷がこれでもかと入っていて、その表面にはびっしりと水滴がついていた。
(そういえば、ここに来たのは初めてじゃなかったな)
小学2年の頃にも来たことがあるらしい。でも、おばあちゃんの顔も、この家の匂いも、ぼんやりとしか思い出せない。

受け取ったグラスは、驚くほど冷たかった。 一口飲むと、香ばしい味が口に広がる。 「……ん。うまい」 思わず声が出た。さっきまで鳴りやまない蝉にイライラしていたのが、少しだけマシになった気がした。
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神社にて

僕は麦わら帽子をかぶって、サンダルで縁側から飛び降りた。 「あまり遠くに行くなよー」 お父さんの声が背...

あさり あさり
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僕は麦わら帽子をかぶって、サンダルで縁側から飛び降りた。 「あまり遠くに行くなよー」 お父さんの声が背...

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