白銀の檻、暖炉の密室
制作者:
クロマル
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
概要
室内だけで話が進む「クローズド・サークル」ミステリーです。
誰でもご自由に参加ください
■登場人物
相馬(私):職業探偵
鬼頭:刑事
御子柴:不動産王
九条:年齢職業不詳の美女
毒島:研究者?
鈴木:サラリーマン
誰でもご自由に参加ください
■登場人物
相馬(私):職業探偵
鬼頭:刑事
御子柴:不動産王
九条:年齢職業不詳の美女
毒島:研究者?
鈴木:サラリーマン
鈴木は暖炉の近くに座っていた。
量販店の灰色のスーツ。くたびれたネクタイ。革靴の先は雪で滲んでいる。
「ひ、ひぃっ」
目が合っただけで、彼は椅子ごと後ろに跳ねた。
「鈴木さん」
「ぼ、僕じゃないです! 本当に!」
両手を顔の前でブンブン振る。額には脂汗。暖炉の熱のせいだけじゃない。
「まだ何も聞いてませんが」
「あ……す、すみません……」
私は彼の向かいに腰を下ろした。テーブルの上には、飲みかけのコーヒー。もう冷めている。
「犯行時刻、どこに?」
「じ、自室です。204号室。テレビを……いや、電波悪くて映らなくて。ぼんやりしてました」
「証人は」
「い、いません……」
全員、アリバイなし。この状況では当然か。
「豪田さんとは?」
「た、たまたまです。会社の慰安旅行が中止になって、キャンセル料がもったいなくて一人で……本当にただの偶然で……」
鈴木の視線が泳ぐ。暖炉。遺体。窓。そしてまた暖炉。
「……あの」
「なんです」
「さっき九条さんが言ってた、外の人影……」
鈴木は声を潜めた。震える指が、窓を指す。
「僕も、見たんです」
量販店の灰色のスーツ。くたびれたネクタイ。革靴の先は雪で滲んでいる。
「ひ、ひぃっ」
目が合っただけで、彼は椅子ごと後ろに跳ねた。
「鈴木さん」
「ぼ、僕じゃないです! 本当に!」
両手を顔の前でブンブン振る。額には脂汗。暖炉の熱のせいだけじゃない。
「まだ何も聞いてませんが」
「あ……す、すみません……」
私は彼の向かいに腰を下ろした。テーブルの上には、飲みかけのコーヒー。もう冷めている。
「犯行時刻、どこに?」
「じ、自室です。204号室。テレビを……いや、電波悪くて映らなくて。ぼんやりしてました」
「証人は」
「い、いません……」
全員、アリバイなし。この状況では当然か。
「豪田さんとは?」
「た、たまたまです。会社の慰安旅行が中止になって、キャンセル料がもったいなくて一人で……本当にただの偶然で……」
鈴木の視線が泳ぐ。暖炉。遺体。窓。そしてまた暖炉。
「……あの」
「なんです」
「さっき九条さんが言ってた、外の人影……」
鈴木は声を潜めた。震える指が、窓を指す。
「僕も、見たんです」
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