白銀の檻、暖炉の密室
制作者:
クロマル
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
概要
室内だけで話が進む「クローズド・サークル」ミステリーです。
誰でもご自由に参加ください
■登場人物
相馬(私):職業探偵
鬼頭:刑事
御子柴:不動産王
九条:年齢職業不詳の美女
毒島:研究者?
鈴木:サラリーマン
誰でもご自由に参加ください
■登場人物
相馬(私):職業探偵
鬼頭:刑事
御子柴:不動産王
九条:年齢職業不詳の美女
毒島:研究者?
鈴木:サラリーマン
「あら、次は私? 光栄ね」
九条は、手にしていたグラスをゆっくりと回した。中の琥珀色の液体が、暖炉の炎を吸って妖しく揺らめく。
彼女はふわりと立ち上がると、まるで舞台の中央へ歩み出る女優のように、私の目の前まで滑らかに近づいてきた。濃厚な香水の甘い香りが、現場に漂う鉄錆のような死の匂いを一時的に掻き消す。
「九条さん、単刀直入に伺います。豪田さんとの関係は?」
「『ビジネスパートナー』……とでも言っておきましょうか。彼とは、少々あぶない橋を渡った仲なの」
彼女は意味深に微笑み、私の胸元に細い指を這わせる。その仕草は計算され尽くした演技のようでもあり、天然の魔性のようでもあった。
「犯行時刻はラウンジの隅にあるバーカウンターにいたわ。一人で飲んでいたから証人はいないけれど……その代わり、面白いものを見たわよ」
「面白いもの?」
私が眉をひそめると、彼女は唇に人差し指をあてて、楽しそうに囁いた。
「雪の降る窓の外。真っ暗な闇の中に、人影が立っていたの。……幽霊じゃなければ、この中の誰かが外に出ていた、ということになるわね」
その言葉に、部屋の空気が一瞬にして凍りついた。九条は満足そうに目を細め、グラスを傾けた。
九条は、手にしていたグラスをゆっくりと回した。中の琥珀色の液体が、暖炉の炎を吸って妖しく揺らめく。
彼女はふわりと立ち上がると、まるで舞台の中央へ歩み出る女優のように、私の目の前まで滑らかに近づいてきた。濃厚な香水の甘い香りが、現場に漂う鉄錆のような死の匂いを一時的に掻き消す。
「九条さん、単刀直入に伺います。豪田さんとの関係は?」
「『ビジネスパートナー』……とでも言っておきましょうか。彼とは、少々あぶない橋を渡った仲なの」
彼女は意味深に微笑み、私の胸元に細い指を這わせる。その仕草は計算され尽くした演技のようでもあり、天然の魔性のようでもあった。
「犯行時刻はラウンジの隅にあるバーカウンターにいたわ。一人で飲んでいたから証人はいないけれど……その代わり、面白いものを見たわよ」
「面白いもの?」
私が眉をひそめると、彼女は唇に人差し指をあてて、楽しそうに囁いた。
「雪の降る窓の外。真っ暗な闇の中に、人影が立っていたの。……幽霊じゃなければ、この中の誰かが外に出ていた、ということになるわね」
その言葉に、部屋の空気が一瞬にして凍りついた。九条は満足そうに目を細め、グラスを傾けた。
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