キング オブ バトル
制作者:
クロマル
ラノベ風
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
概要
二人の主人公がひたすら戦う小説
バトルテンプレを多用して、エンドレスバトルをやっていきたいと思います
■登場人物
氷室 迅(ひむろ・じん):刃のような身のこなし。計算尽くの戦い方をする天才。
豪田 鋼牙(ごうだ・こうが):まさに“剛”の象徴。圧倒的な力でねじ伏せるタイプだが、繊細な部分も持ち合わせる
ガシャァン……!
歪んだ鉄柵。
叩きつけられた迅が、ゆっくりと顔を上げる。
その口元が……吊り上がった。
迅「……フッ。少しは面白くなってきたようだな」
鋼牙「!?」
観客「わ、笑ったぞ!?」
観客「あの氷室 迅が!」
迅、鉄柵を強く蹴る。
バシュンッ!
空気を切り裂く音。
黒いジャケットが、再び残像になる。
鋼牙「(速い!さっきより……!?)」
迅、鋼牙の死角——背後に回る。
迅「お返しだ。……氷刃旋風脚!」
鋼牙「!」
銀色の閃光。
いや、迅の連続蹴りだ。
鋼牙の巨体。その、さっき負傷した左膝に、再び集中砲火!
ダダダダダッ!!
鋼牙「ぐ……ぉ……っ!」
観客「み、見えねぇ!」
観客「なんだ今の動きは!?」
鋼牙、数歩よろめく。
さすがの巨体も、バランスを崩す。
鋼牙「……チッ。小賢しい真似を……!」
鋼牙、再び拳を握る。
さっきの「剛力破砕拳」。
空気が、また唸りを上げる。
鋼牙「逃がさねぇぞ!」
迅「(同じ技……!)」
ドガァァァン!
コンクリートが砕ける。
だが、そこに迅はいない。
迅、鋼牙の頭上。
リングサイドに飛び退き、観客席の手すりに着地している。
鋼牙「な、なにぃーーーー!?」
観客「い、いつの間に!?」
観客「あそこまで飛んだのか!」
迅「……それがお前の全力か? その大振りじゃ、俺には当たらん」
鋼牙「……うるせぇ!!」
鋼牙、跳ぶ。
また跳躍。
巨体が、手すりに向かって飛ぶ!
鋼牙「落ちてこいやァァァ!!」
迅、手すりを蹴る。
空中。
二つの影が、交差する。
ガギンッ!!!
拳と、蹴りがぶつかる音。
火花が散ったように見えた。
観客「ば、ばかなっっっ!!! 空中で!?」
観客「人間じゃねぇ!」
二人、同時に着地。
リング中央。
距離、五メートル。
迅「……」
鋼牙「……ハァ、ハァ……」
お互い、無傷。
いや……違う。
迅のブーツの底が、少し欠けている。
鋼牙の拳の甲から、血が数滴、落ちている。
観客「…………ごくり」
司会者「(マイクを握りしめ)……こ、これは……! まさに互角! 一進一退! どちらも一歩も引かねぇぇぇぇ!!」
歪んだ鉄柵。
叩きつけられた迅が、ゆっくりと顔を上げる。
その口元が……吊り上がった。
迅「……フッ。少しは面白くなってきたようだな」
鋼牙「!?」
観客「わ、笑ったぞ!?」
観客「あの氷室 迅が!」
迅、鉄柵を強く蹴る。
バシュンッ!
空気を切り裂く音。
黒いジャケットが、再び残像になる。
鋼牙「(速い!さっきより……!?)」
迅、鋼牙の死角——背後に回る。
迅「お返しだ。……氷刃旋風脚!」
鋼牙「!」
銀色の閃光。
いや、迅の連続蹴りだ。
鋼牙の巨体。その、さっき負傷した左膝に、再び集中砲火!
ダダダダダッ!!
鋼牙「ぐ……ぉ……っ!」
観客「み、見えねぇ!」
観客「なんだ今の動きは!?」
鋼牙、数歩よろめく。
さすがの巨体も、バランスを崩す。
鋼牙「……チッ。小賢しい真似を……!」
鋼牙、再び拳を握る。
さっきの「剛力破砕拳」。
空気が、また唸りを上げる。
鋼牙「逃がさねぇぞ!」
迅「(同じ技……!)」
ドガァァァン!
コンクリートが砕ける。
だが、そこに迅はいない。
迅、鋼牙の頭上。
リングサイドに飛び退き、観客席の手すりに着地している。
鋼牙「な、なにぃーーーー!?」
観客「い、いつの間に!?」
観客「あそこまで飛んだのか!」
迅「……それがお前の全力か? その大振りじゃ、俺には当たらん」
鋼牙「……うるせぇ!!」
鋼牙、跳ぶ。
また跳躍。
巨体が、手すりに向かって飛ぶ!
鋼牙「落ちてこいやァァァ!!」
迅、手すりを蹴る。
空中。
二つの影が、交差する。
ガギンッ!!!
拳と、蹴りがぶつかる音。
火花が散ったように見えた。
観客「ば、ばかなっっっ!!! 空中で!?」
観客「人間じゃねぇ!」
二人、同時に着地。
リング中央。
距離、五メートル。
迅「……」
鋼牙「……ハァ、ハァ……」
お互い、無傷。
いや……違う。
迅のブーツの底が、少し欠けている。
鋼牙の拳の甲から、血が数滴、落ちている。
観客「…………ごくり」
司会者「(マイクを握りしめ)……こ、これは……! まさに互角! 一進一退! どちらも一歩も引かねぇぇぇぇ!!」
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