キング オブ バトル
制作者:
クロマル
ラノベ風
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
|
暴力描写
概要
二人の主人公がひたすら戦う小説
バトルテンプレを多用して、エンドレスバトルをやっていきたいと思います
■登場人物
氷室 迅(ひむろ・じん):刃のような身のこなし。計算尽くの戦い方をする天才。
豪田 鋼牙(ごうだ・こうが):まさに“剛”の象徴。圧倒的な力でねじ伏せるタイプだが、繊細な部分も持ち合わせる
ゴングの余韻。
しん、と静まり返る。 いや、観客は叫んでる。 でも、二人には届いてない。
先に動いたのは、剛——豪田 鋼牙。
「オラァァァァァッ!!」
地響き。 コンクリートを踏み抜く勢い。 巨体が、弾丸みたいに突込む。
赤いタンクトップが風圧で膨らむ。 デカい拳。
迅、動かない。 青い瞳が、拳の軌道を見つめてる。
スレスレ。 顔の皮膚が、風圧で揺れる。
「!」
迅、いない。 黒いジャケットの残像だけ。
鋼牙「……チッ」
観客「き、消えた!?」 観客「バカ!後ろだ!」
迅、鋼牙の真後ろに立ってる。 いつの間に。
鋼牙「逃げ足だけかよ、天才さん!」
振り返りざま、剛腕が唸る。 ブンッ!
迅、頭を下げる。 鋼牙の腕が、迅の髪を数本、ちぎった。
「オラ!」「オラ!」「オラァ!」
ラッシュ。ラッシュ。ラッシュ。 力の奔流。
迅、すべて避ける。 最小限の動き。 まるで、激しい風雨の中を、濡れずに歩くみたいに。
観客「……な、なんだありゃ」 観客「かすりもしねぇ……!」
鋼牙の拳が、一瞬だけ、止まる。 コンマ一秒。
迅「……終わりか?」
鋼牙「なっ……!」
迅、踏み込む。 鋼牙の懐。 そこは、近すぎて拳が打てない死角
刃のような、鋭い蹴り。 鋼牙の巨体を狙うんじゃない。
ピンポイント。
鋼牙の左膝。その、関節の隙間。
ゴッ!!
鈍い音。
鋼牙「ぐ……ぉ……っ!?」
鋼鉄の巨体が、初めてぐらつく。 片膝が、コンクリートに落ち——
いや、耐えた。
鋼牙、傷だらけの腕で、膝を押さえる。
迅、もう三メートル後ろ。 定位置。 表情、なし。
観客「……」 観客「……お、おおおおおおお!!!」 観客「あ、あの豪田 鋼牙が!?」
鋼牙、ゆっくりと顔を上げる。 鋭い目が、カッと見開かれる。
鋼牙「……ハッ。面白い……!面白いじゃねぇか、氷室 迅……!!」
しん、と静まり返る。 いや、観客は叫んでる。 でも、二人には届いてない。
先に動いたのは、剛——豪田 鋼牙。
「オラァァァァァッ!!」
地響き。 コンクリートを踏み抜く勢い。 巨体が、弾丸みたいに突込む。
赤いタンクトップが風圧で膨らむ。 デカい拳。
迅、動かない。 青い瞳が、拳の軌道を見つめてる。
スレスレ。 顔の皮膚が、風圧で揺れる。
「!」
迅、いない。 黒いジャケットの残像だけ。
鋼牙「……チッ」
観客「き、消えた!?」 観客「バカ!後ろだ!」
迅、鋼牙の真後ろに立ってる。 いつの間に。
鋼牙「逃げ足だけかよ、天才さん!」
振り返りざま、剛腕が唸る。 ブンッ!
迅、頭を下げる。 鋼牙の腕が、迅の髪を数本、ちぎった。
「オラ!」「オラ!」「オラァ!」
ラッシュ。ラッシュ。ラッシュ。 力の奔流。
迅、すべて避ける。 最小限の動き。 まるで、激しい風雨の中を、濡れずに歩くみたいに。
観客「……な、なんだありゃ」 観客「かすりもしねぇ……!」
鋼牙の拳が、一瞬だけ、止まる。 コンマ一秒。
迅「……終わりか?」
鋼牙「なっ……!」
迅、踏み込む。 鋼牙の懐。 そこは、近すぎて拳が打てない死角
刃のような、鋭い蹴り。 鋼牙の巨体を狙うんじゃない。
ピンポイント。
鋼牙の左膝。その、関節の隙間。
ゴッ!!
鈍い音。
鋼牙「ぐ……ぉ……っ!?」
鋼鉄の巨体が、初めてぐらつく。 片膝が、コンクリートに落ち——
いや、耐えた。
鋼牙、傷だらけの腕で、膝を押さえる。
迅、もう三メートル後ろ。 定位置。 表情、なし。
観客「……」 観客「……お、おおおおおおお!!!」 観客「あ、あの豪田 鋼牙が!?」
鋼牙、ゆっくりと顔を上げる。 鋭い目が、カッと見開かれる。
鋼牙「……ハッ。面白い……!面白いじゃねぇか、氷室 迅……!!」
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