その時、〇〇がこう言った
制作者:
さんぽ
小説設定:
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連続投稿: 可
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概要
ジャンルも何もかも自由ですが、その話の最後は「その時、〇〇(人物名)はこう言った」で締め、ぶっ飛んだ言葉で次話を始めてみたいです。
「待て」
たった二文字。
だが、その瞬間。
世界が本気で困惑した。
空に走っていた亀裂が、ぎぎ、と不自然な音を立てて停止する。
概念の波は急ブレーキをかけたみたいに前のめりになり、街の時間が半拍、遅れた。
「……は?」
猫が固まった。
「いやいやいや、ちょっと待てはこっちの台詞だ無職!
最終回の一行目が“待て”ってどういう構成だ!
編集会議通らねぇぞ!!」
霧島はペンを走らせながら言い返す。
「だってよ、ずっと誰かに言われ続けてきたんだよ。急げ、決めろ、もう遅いって」
ノートに文字が増えていく。
――待て。
まだ終わってない。確認不足だ。
マヤが息を呑んだ。
「……それ、人生に向けたリトライコマンド……」
「そうだ」
霧島は顔を上げ、笑った。
「俺はずっと、自分を強制終了させる側だった。
でもな――」
ペン先が、紙を強く叩く。
「デバッグ前に電源落とすなって、プログラマーとして一番嫌いなやつなんだよ!!」
《SYSTEM WARNING》
《PROTAGONIST ISSUED SELF-DEBUG COMMAND》
空に、赤い警告ログが滝のように流れ出す。
猫が悲鳴を上げた。
「やめろォォ!!
自己参照型修正は世界線が壊れる!!
それをやると物語が“生き物”になる!!」
「上等だ!」
霧島はノートを掲げた。
「俺の最終回はこれだ!」
そして――震える声でも、逃げずに。
その時、霧島はこう言った。
たった二文字。
だが、その瞬間。
世界が本気で困惑した。
空に走っていた亀裂が、ぎぎ、と不自然な音を立てて停止する。
概念の波は急ブレーキをかけたみたいに前のめりになり、街の時間が半拍、遅れた。
「……は?」
猫が固まった。
「いやいやいや、ちょっと待てはこっちの台詞だ無職!
最終回の一行目が“待て”ってどういう構成だ!
編集会議通らねぇぞ!!」
霧島はペンを走らせながら言い返す。
「だってよ、ずっと誰かに言われ続けてきたんだよ。急げ、決めろ、もう遅いって」
ノートに文字が増えていく。
――待て。
まだ終わってない。確認不足だ。
マヤが息を呑んだ。
「……それ、人生に向けたリトライコマンド……」
「そうだ」
霧島は顔を上げ、笑った。
「俺はずっと、自分を強制終了させる側だった。
でもな――」
ペン先が、紙を強く叩く。
「デバッグ前に電源落とすなって、プログラマーとして一番嫌いなやつなんだよ!!」
《SYSTEM WARNING》
《PROTAGONIST ISSUED SELF-DEBUG COMMAND》
空に、赤い警告ログが滝のように流れ出す。
猫が悲鳴を上げた。
「やめろォォ!!
自己参照型修正は世界線が壊れる!!
それをやると物語が“生き物”になる!!」
「上等だ!」
霧島はノートを掲げた。
「俺の最終回はこれだ!」
そして――震える声でも、逃げずに。
その時、霧島はこう言った。
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