クロマルが続きを書いたパート一覧
全33件
「……これ、本物なんだね」 リラが、おずおずと玉座の背もたれを指でなぞる。 夕陽が傾いてきて、王座の...
月が雲に隠れた夜。 江戸の町は、妙に静かだった。 いつもなら箱の明かりが窓々から漏れていたはずだが...
三人は山道を歩いていた。 木漏れ日。苔むした岩。遠くで鳥の声。 「なあ、鬼ヶ島ってどっちだ?」...
「この物語の続きは、俺が死ぬまで『未完』のままだ!」 霧島が叫んだ言葉は、裂けた空に吸い込まれるこ...
鈴木は暖炉の近くに座っていた。 量販店の灰色のスーツ。くたびれたネクタイ。革靴の先は雪で滲んでいる。...
「……ぐっ……あ……」 針が深く、|筋肉《マッスル》に突き刺さる。 体が動かねぇ。糸が皮膚に食い込んで、...
「俺の……俺の最終回?……そんなの、わかんねぇよ」 霧島は、その言葉を口の中で転がすように繰り返した。...
館の門をくぐると、朱塗りの廊下が奥へと続いていた。 壁には金箔の屏風。天井からは絹の飾り布が垂れ下が...
五人の旅は、日に日に賑やかになっていました。 猿吉は先頭に立ち、持ち前の身軽さで道を切り開きます。...
|毒島《ぶすじま》は暖炉から一番遠い窓際に立っていた。 白衣の背中が、吹雪で真っ白になった窓ガラスに...
お婆さんが川から持ち帰った桃をまな板に乗せ、包丁を手に取ったその時、玄関の戸が勢いよく開きました。...
暗く濁った青い瞳。リング上に張り巡らされた見えない糸。 豪田は、その糸の上で揺らめく迅を睨みつけた。...
「ちょっとあんた!人の顔勝手に触らないで!変態!」 「いやいやちょっと待ってちょっと待って1回落ち着...
太郎が地上に戻って、3年が経った。 あの時、乙姫は止めた。カメーリアが太郎について行くことを。 で...
おれ(わたし)入れ替わってるーーー 何てことはなく、普通に尻餅ついてる女性に手を差し伸べた。 「い...