童話異聞録「桃太郎」
制作者:
A5
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
|
完結数: 15話で完結
|
文字数制限: 4,000文字
概要
童話異聞録 第二弾
前回の「浦島太郎」が皆様のおかげでうまく言ったので、味をしめての第二弾です
「桃太郎」のお話をベースに、違う結末にしていきたいと思います。
とりあえず、15話完結でやってみます。
前回の「浦島太郎」が皆様のおかげでうまく言ったので、味をしめての第二弾です
「桃太郎」のお話をベースに、違う結末にしていきたいと思います。
とりあえず、15話完結でやってみます。
お婆さんが川から持ち帰った桃をまな板に乗せ、包丁を手に取ったその時、玄関の戸が勢いよく開きました。
「ただいま戻ったぞ、婆さん! 驚くなよ、今日という日は一生忘れられん日になりそうじゃ」
山から戻ったお爺さんの手には、竹の筒が大切そうに抱えられていました。
お婆さんが不思議そうに歩み寄ると、お爺さんは興奮気味に語り始めました。
「山で芝を刈っておったら、一本だけ黄金色に輝く竹があってな。不思議に思って切ってみたら、なんと中からこの子が座って現れたんじゃ!」
お爺さんが竹の筒をそっと開くと、そこには月のように美しい赤ん坊の女の子が眠っていました。
「あらあら、まあまあ! なんて神々しい……」
「これほど美しい子は見たことがない。名前は『かぐや』と名付けよう。この気品…将来は大きな学び舎で生徒会副会長を務めるような、高潔な娘になるかもしれんのう」
「お爺さん、何を言うとるの?」
「さぁのう、わしも分からん。そんなことより目出度い。子供に恵まれなかったわしらに仏様からの祝福じゃわい」
二人がかぐやの誕生を祝っていると、不意にまな板の上の桃が、ひとりでに「パカッ」と音を立てて割れました。
「おや、桃が……?」
お婆さんが見つめる中、中から飛び出してきたのは、親指ほどの大きさしかないちっちゃな男の子でした。
「わっ、びっくりした! 桃の中からこんにちはだ!」
元気いっぱいに跳ねる男の子を見て、お爺さんは笑い声を上げました。
「これは愉快な。一日に二人も授かるとは。この子は小さいから『一寸坊』と名付けよう」
こうして、竹から生まれた「かぐや」と、桃から生まれた「一寸坊」。
お爺さんとお婆さんの家には、一気に二人の宝物が舞い込みました。それは、賑やかで少し不思議な日常の始まりでした。
「ただいま戻ったぞ、婆さん! 驚くなよ、今日という日は一生忘れられん日になりそうじゃ」
山から戻ったお爺さんの手には、竹の筒が大切そうに抱えられていました。
お婆さんが不思議そうに歩み寄ると、お爺さんは興奮気味に語り始めました。
「山で芝を刈っておったら、一本だけ黄金色に輝く竹があってな。不思議に思って切ってみたら、なんと中からこの子が座って現れたんじゃ!」
お爺さんが竹の筒をそっと開くと、そこには月のように美しい赤ん坊の女の子が眠っていました。
「あらあら、まあまあ! なんて神々しい……」
「これほど美しい子は見たことがない。名前は『かぐや』と名付けよう。この気品…将来は大きな学び舎で生徒会副会長を務めるような、高潔な娘になるかもしれんのう」
「お爺さん、何を言うとるの?」
「さぁのう、わしも分からん。そんなことより目出度い。子供に恵まれなかったわしらに仏様からの祝福じゃわい」
二人がかぐやの誕生を祝っていると、不意にまな板の上の桃が、ひとりでに「パカッ」と音を立てて割れました。
「おや、桃が……?」
お婆さんが見つめる中、中から飛び出してきたのは、親指ほどの大きさしかないちっちゃな男の子でした。
「わっ、びっくりした! 桃の中からこんにちはだ!」
元気いっぱいに跳ねる男の子を見て、お爺さんは笑い声を上げました。
「これは愉快な。一日に二人も授かるとは。この子は小さいから『一寸坊』と名付けよう」
こうして、竹から生まれた「かぐや」と、桃から生まれた「一寸坊」。
お爺さんとお婆さんの家には、一気に二人の宝物が舞い込みました。それは、賑やかで少し不思議な日常の始まりでした。
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