童話異聞録「桃太郎」
制作者:
A5
小説設定:
|
連続投稿: 可
|
投稿権限:
全員
|
完結数: 15話で完結
|
文字数制限: 4,000文字
概要
童話異聞録 第二弾
前回の「浦島太郎」が皆様のおかげでうまく言ったので、味をしめての第二弾です
「桃太郎」のお話をベースに、違う結末にしていきたいと思います。
とりあえず、15話完結でやってみます。
前回の「浦島太郎」が皆様のおかげでうまく言ったので、味をしめての第二弾です
「桃太郎」のお話をベースに、違う結末にしていきたいと思います。
とりあえず、15話完結でやってみます。
あれから十数年の月日が流れました。
竹から生まれたかぐやは、お爺さんの予言通り(?)凛とした美しさに育ち、桃から生まれた一寸坊は、元気いっぱいのまま、背丈は数センチ伸びただけで止まってしまいました。 それでも二人は、お爺さんとお婆さんの深い愛情に包まれて、本当に幸せに暮らしていました。
そんなある日のこと、村に不穏な噂が流れてきました。
「鬼ヶ島の鬼たちが、村の宝や食べ物を奪いに来るらしい」
正義感の強い一寸坊は、それを聞くと黙っていられません。
「僕が鬼を退治してくるよ! みんなが困っているのを放っておけない!」
小さな体で大きな声を出す一寸坊を見て、お婆さんは心配で胸がいっぱいになりました。
「そんな、危ないわ。一寸坊、考え直しなさい」
けれど、一寸坊の決意は固いものでした。 そんな弟の姿を見て、かぐやが静かに立ち上がりました。
「私も行きます。一寸坊を一人で行かせるわけにはいきません」
お婆さんは困ったような顔をしましたが、二人の真っ直ぐな瞳を見て、最後には微笑んで頷きました。
「分かりました。二人とも、これを……」
お婆さんは、心を込めて丸めた黍団子を二人の腰にぶら下げてくれました。
「気をつけて行くのですよ。お腹が空いたらこれを食べて」
二人はお爺さんとお婆さんに見送られながら、住み慣れた家を後にしました。
姉のかぐやが一寸坊を肩に乗せ、見慣れた景色が少しずつ遠ざかり、深い山道に入ったときのことです。
道の向こうから、何やらものすごい地響きが聞こえてきました。
土煙の中から現れたのは、赤い腹掛けをして、自分よりも大きな鉞を軽々と担いだ少年でした。
「おい、お前ら! こんなところで何してるんだ?」
一寸坊とかぐやは、その少年の圧倒的な迫力に、思わず足を止めて顔を見合わせました。
竹から生まれたかぐやは、お爺さんの予言通り(?)凛とした美しさに育ち、桃から生まれた一寸坊は、元気いっぱいのまま、背丈は数センチ伸びただけで止まってしまいました。 それでも二人は、お爺さんとお婆さんの深い愛情に包まれて、本当に幸せに暮らしていました。
そんなある日のこと、村に不穏な噂が流れてきました。
「鬼ヶ島の鬼たちが、村の宝や食べ物を奪いに来るらしい」
正義感の強い一寸坊は、それを聞くと黙っていられません。
「僕が鬼を退治してくるよ! みんなが困っているのを放っておけない!」
小さな体で大きな声を出す一寸坊を見て、お婆さんは心配で胸がいっぱいになりました。
「そんな、危ないわ。一寸坊、考え直しなさい」
けれど、一寸坊の決意は固いものでした。 そんな弟の姿を見て、かぐやが静かに立ち上がりました。
「私も行きます。一寸坊を一人で行かせるわけにはいきません」
お婆さんは困ったような顔をしましたが、二人の真っ直ぐな瞳を見て、最後には微笑んで頷きました。
「分かりました。二人とも、これを……」
お婆さんは、心を込めて丸めた黍団子を二人の腰にぶら下げてくれました。
「気をつけて行くのですよ。お腹が空いたらこれを食べて」
二人はお爺さんとお婆さんに見送られながら、住み慣れた家を後にしました。
姉のかぐやが一寸坊を肩に乗せ、見慣れた景色が少しずつ遠ざかり、深い山道に入ったときのことです。
道の向こうから、何やらものすごい地響きが聞こえてきました。
土煙の中から現れたのは、赤い腹掛けをして、自分よりも大きな鉞を軽々と担いだ少年でした。
「おい、お前ら! こんなところで何してるんだ?」
一寸坊とかぐやは、その少年の圧倒的な迫力に、思わず足を止めて顔を見合わせました。
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