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童話異聞録「桃太郎」

制作者: A5
小説設定: | 連続投稿: | 投稿権限: 全員 | 完結数: 15話で完結 | 文字数制限: 4,000文字

概要

第1話 川上からの贈り物
A5
A5
2025年12月10日 22:38 | 80
昔々あるところにお爺さんとお婆さんがいました。

お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。
穏やかな昼下がり、川のせせらぎだけが聞こえる静かな場所です。
お婆さんが洗濯物を洗っていると、川上から何かが流れてきました。

どんぶらこ、どんぶらこ。

水面を揺らして近づいてくるのは、一つの桃でした。
お婆さんは手を止めて、それをじっと見つめました。 どんぶらこという音からとっても大きな桃を想像しましたが、けれどお婆さんの目の前に流れてきたのは、片手でひょいと掴めそうな、ごく普通の大きさの桃でした。

「あらあら、可愛らしい桃だこと」

お婆さんは微笑んで、その桃を拾い上げました。 熟れ具合もちょうどよく、甘そうな香りが鼻をくすぐります。
奇跡のような大きさではないけれど、今日のおやつには十分です。

「お爺さんと半分こにして食べましょうかね」

お婆さんはその小さな桃を、大事に手ぬぐいで包むと、足取り軽く家へと帰りました。
それは、何気ない日常の、ほんの小さな幸せでした。
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このパートからの分岐 (2)
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お婆さんは家に戻ると、早速手ぬぐいから桃を取り出しました。包丁を手に取り、そっと桃に刃を入れると、桃...

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第2話 祝福 クロマル 0 54
・お婆さんが川から持ち帰った桃をまな板に乗せ、包丁を手に取ったその時、玄関の戸が勢...
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